有効な企業研修のあり方

投稿者: | 2018年4月2日

私が勤めていた企業は、社員研修を非常に重視する企業でした。自社内に広い敷地を有する研修センターを保有し、そこを核にしてISO 14001など様々な研修を実施していました。
研修センター内には技術系、営業系、海外系の各研修を実施する研修所が設けられ、そこで専門スキルに関する実践教育が行われていました。
一般的にこうした研修は、3日から5日程度が多く、年度初めに各人がキャリアアップ計画を上司と共有する中で、そのキャリア形成に役立つ受講計画を織り込み、予算も計上するというシステムを取っていました。
こうした専門研修は、座学とワークショップが中心で、その後に仕事で使わなければ、いつしか忘れ去ると言う課題があり、余り人材育成にとって費用対効果の良いものではないと言う感じを受けたものです。
それに対して、職能別・階層別に各事業場からメンバーが集い、グループ毎に課題をディスカッションして何らかの結論を導くと言った研修は非常に有効な気がしました。
一般的に主任級、課長級、部長級等への昇格候補者等が集い、昇格前研修の1つとして実施される事が多いもので、抽象的な議論ではなく、各職場での生々しい悩みや課題を議論するため、仕事に活かせるヒントが得られると言う点が非常に役立ちました。
また同じような立場の社員の課題認識等についても触れる事が出来、色々と触発される事も多い研修でした。
企業研修のあり方としては、座学なら関連書籍を支給して自主的に学ばせれば良く、やはり同じ職種・階層の社員が議論するような研修は企業主導でしか不可能な研修であり、こうした研修を増やすべきだと思います。